2022/01/27 (木)
A) 概要
Unictron Technologies社は本社、工場は台湾:新竹に有り、ピエゾセラミックスのマテリアルから自社開発・生産して居ります。現在はBenQグループのDARFON傘下の開発製造会社と成ります。2021年11月に台湾証券取引所に株式上場(IPO)致しました。
ピエゾセラミックスを用いたチップアンテナ及び各種超音波センサー素子、並びに各種モジュールが主力製品と成ります。
本月は最新商品と成るGNSS L1+L5アンテナ製品(Castle Patch antenna)を紹介します。
B) GPSの現状
測位システムとしてGPS(Global Positioning System)は1989年以降、ブロックⅡ、ⅡA,ⅡRと衛星システムの更新が成され、2010年5月に打ち上げられたブロックⅡF衛星では、L5信号(1176.45MHz)が含まれました。
L1信号(1575.42MHz)、L2信号(1227.60MHz)に比較して10倍のバンド幅で3dBの尖頭電波強度 10倍の拡散コード長と成って居ます。その為にL5バンドを使えば、高精度な測地測量をする為の搬送波位相の波数不確定性推定(AR)が高精度で短時間に出来る事から、都市部を含む単独測位システムの実現が期待されています。
C) L1+L5帯対応GNSSアンテナに付いて:
GNSSアンテナの方式、形状はマイクロストリップパッチアンテナ(通称に、パッチアンテナ)と成ります。
Unictronでは、L1帯、L2帯、L5帯の各周波数に対応したモノリシックタイプの低背パッチアンテナのラインアップを開発して居ます。(Castle Patch Antenna)
質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 石井(イシイ)までお願いします。