2022/11/29 (火)

LP-Research社の高性能慣性計測モジュール LPMS-CURS3をご紹介いたします。


LP-Research社は東京に本社を置く製造・開発会社で、ジャイロスコープ、加速度センサ、磁気センサの情報を独自のアルゴリズムにより
精度高く検出・測定するモジュールユニットの開発・生産を行うと共に、そのモジュールを搭載した制御システムを開発しております。
今回、複数の通信 I/F を持つ高性能IMU(小型慣性計測ユニット)LPMS-CURS3をご紹介いたします。



LPMS-CURS3はUSBとともに、CAB, UART, TTLの中からご要望に合わせたいずれか一つを加えたI/Fを保有しており、
機械や人間の動作の検出・測定などサイズやコストが重視されるアプリケーションに最適なモジュールユニットです。

LPMS-CURS3は超小型(22.0mm×28.0mm×7.65mm)のマルチレイヤーPCB構造で、表面実装部品としてご使用いただくことが出来ます。
本製品に付属するソフトウェア「LPMS-Control」を使用することで、センサの全パラメータを調整することが可能です。


1. 機能

・MEMSベースの小型慣性計測ユニット(IMU)
・各3軸ジャイロスコープ、加速度センサ、磁力計、温度計、気圧センサを1つのユニットに搭載
・メーカー向けPCB版、筐体なし
・正確な線形加速度と姿勢計測値をリアルタイムにオンデバイス計算
・最大500Hzのデータ出力レート
・USB +CAN or RS232 or TTL
・無償で付属のWindows/Linux 用の制御アプリケーションと SDK



2. 用途

・関節とアームで構成される機械運動制御
・車の自律航法
・VR/ARのためのオブジェクトトラッキング
・無人搬送車ナビゲーション
・IoTアプリケーション


3. 仕様

型番
LPMS-CURS3-CAN
LPMS-CURS3-RS232
LPMS-CURS3-TTL
姿勢検出範囲
Roll:±90°; Pitch:±180°; Yaw:±180°
分解能
0.01°
精度
< 0. 5°(static), < 2° RMS (dynamic)
データ出力形式
  Raw data/Euler/Quaternion/Linear acceleration/Air pressure/Temperature  
 内部サンプリングレート 
500Hz
通信規格
USB+CAN Bus
USB+RS232
USB+TTL(UART)
最大通信帯域
1Mbps
921600bps
921600bps
通信プロトコル
LPCAN/CANOpen
LPBUS/ASCII
LPBUS/ASCII
最大通信周波数
500Hz
加速度計
3 軸, ±2/±4/±8/±16g, 16bits
ジャイロスコープ
3 軸, ±125/±250/±500/±1000/±2000/±4000°/s, 16bits
ジャイロノイズ密度
0.005dps/√Hz
地磁気
3 軸, ±2/±8gauss, 16bits
気圧センサ
300~1100hPa
消費電力
<135mW@5V
<110mW@5V
<90mW@5V
動作温度
-20~80°C
サイズ
22x28x7.65
重量M
4g
電源
5V~15V DC
コネクタ
BM08B 1.25mm | Micro USB-B

ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 川野(カワノ)までお願いします。