2023/08/25 (金)
RedwoodComm 社は,DAB/DAB+/DMB, DRM30/DRM+, RDS/RBDS, NFC, BT,LoRa/LoRaWAN などの放送システムおよび無線通信の研究開発,量産に向けた測定システムを開発・提供する無線通信テストソリューションのリーディングカンパニーです。
RWC2500Aは,FM/AM変調特性を高精度に解析・測定するための機能性を追求した先進の測定器です。極めて低い発振器公差と高いSNR(信号対 雑音比)により,放送局の伝送信号を正確に測定することができます。
FM放送信号の伝送レベル,周波数誤差,FM偏差,パイロットレベルなど,放送局の定量分析値の監視装置としても優れた性能を発揮します。さらに、ITU-R SM.1268-1規格に準拠したMPXパワーやピーク偏差の測定も可能です。
また,タッチパネルUIを採用し,復調方式の選択や画面の切り替えを簡単に行えるなど,使い勝手の良さを追求しています。
FM/AM放送機器の開発・製造・メンテナンスに最適です。
・高SNRの測定が可能: > 80dB
・非常に低い発振器公差: < 1.0ppb
・左右のオーディオアイソレーション > 70dB
・RFおよびMPXスペクトラム測定
・FM 偏差値分布解析
・FM信号の解析と測定
・RDS (RBDS)解析 (TBD)
・AM信号の解析と測定
・統合オーディオアナライザー
・オーディオスペクトルおよび波形測定
・ステレオクロストーク測定
・オーディオ周波数応答測定
・基準オーディオ信号発生器
・復調オーディオ出力
・変調およびオーディオ測定データロガー
FM解析:放送業界の複雑な要求に応えるため,FM信号の徹底的な解析を可能にする数々の先進機能を搭載しています。
FM信号のRF特性を詳細に解析する高度なRFスペクトラムアナライザーと,最適なオーディオ品質を保証するために変調パワーを含むFM変調の品質を詳細に評価するFM偏差アナライザーを搭載しています。
そして,MPXアナライザーはMPXコンポジット信号の周波数特性を解析することができ、放送局は潜在的な問題を正確に検出し、排除することができます。
AM解析:RFスペクトラムアナライザーを搭載し AM信号のRF特性を詳細に分析し,変調の過程を詳細に把握することができます。
また,復調された音声信号の波形やスペクトルを調べることができます。さらに,AM信号の周波数特性を正確に把握・評価することができ,分析能力を高めます。
オーディオ解析: 復調されたオーディオ信号の特性について貴重な洞察を提供する高機能オーディオアナライザーを内蔵しており,信号のスペクトルや波形を正確に表示し,オーディオの品質を徹底的に分析することができます。
また,トーンオーディオ信号を用いて信号品質を定量化し,レベル,SNR,SINAD,THD,THDNなどの重要なパラメータを数値化することができます。
この機能により,放送局は伝送信号の性能に関する貴重なデータを得ることができ,分析能力をさらに向上させます。
復調オーディオ出力:リアパネルに多彩な出力端子を装備しており,放送局で復調したFM/AMオーディオ信号をリアルタイムに出力することが可能です。
バランス,アンバランス,デジタル(AES/EBU)の各フォーマットに対応し,さらにBNC端子とXLR端子から出力することもできるので,RWC2500Aと外部オーディオ測定器とのシームレスな連携が可能になります。
リファレンスオーディオジェネレーター:0.1kHzから20.0kHzの広い周波数帯域をカバーする純正弦波の音色を左右のチャンネルで生成することができます。
この機能により,RWC2500Aの汎用性はさらに高まり,さまざまなオーディオテストに活用することができるようになりました。
測定データロギング機能:指定した時間内(時間単位から日単位まで)の測定データを保存・検索することができます。
また,モニタリング中に測定値があらかじめ設定されたしきい値から逸脱した場合に作動するアラート機能も備えています。
・入力周波数:500kHz~30MHz,76MHz~108MHz
・RF周波数分解能:1Hz
・10MHz OSCの安定性:<1.0ppb,エージング:<1x10-9/日
・ 低雑音局部発振器:< Typ. -130dBc @1GHz
・入力パワー・レベル: 30dBm~-30dBm
・RF測定SNR:> 80dB
・パワー測定誤差:< Typ. 0.5dB
・周波数測定誤差:< 10Hz @100MHz)
RedwoodComm社の詳細はこちら。
ご質問・お問い合わせは,マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 斎藤(サイトウ)までご連絡ください。