マイクロサミット ニュースレタ12月号

 

 今月のハイライト

1. RedwoodComm社製LoRa テスターを紹介いたします。

2. Acconeer社の3DセンサーLSI A111を紹介いたします。

 

12月になり朝晩が冷え込んできました。今年は冬季オリンピックでの活躍、サッカーワールドカップでの全日本チームの決勝トーナメント進出といった話題もありました。12月になればテレビでは今年一年を振り返る番組も増えると思います。振り返れば、「これって今年の話だっけ?」と思われることも多々あると思います。また、今年は平成最後の12月という特別な12月です。今年だけではなく、平成を振り返ってみてどうだったかと考えてみるのもよいかもしれません。

 

それでは皆様、よい年末年始をお迎えください。来年もマイクロサミットを宜しくお願いいたします。

 

 

1. RedwoodComm社製LoRa テスターを紹介いたします。

 

概要

RedwoodComm社は韓国に本社がある測定システム機器を提供するメーカーです。製品群としてデジタルラジオ用、LoRa用、NFC用の測定システム、テスターを開発し全世界に販売しています。

今回は、LPWAで最近話題になっているLoRaシステムについて、業界に先行して、ゲートウェイおよび端末の測定とテストを行うLoRaテスター、RWC5020Aをご紹介いたします。

 

アプリケーション

LoRaゲートウエイ機器測定

LoRa端末機器測定

 

特長

・端末機器およびゲートウェイ機器のテスト用信号発生

・リンク状態の解析

・送信機の電力測定

・受信機の感度測定

・地域ごとのLoRaWANTMの認証テスト項目の測定オプション

・テスト信号による量産テスト用測定

PCソフトによる端末測定評価システム

 

性能

・周波数範囲 400MHz510MHz862MHz960MHz (100Hz解像度)

・出力電力範囲 -10-150dBm

・入力電力範囲 +30-50dBm

 

外形

・大きさ 250() x 110(高さ) x 348(奥行) mm

・重さ 5kg

 

ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット(sales@microsummit.co.jp 丹野(タンノ)までお願いします。

 

 

 

 

2. Acconeer社のミリ波3DセンサーLSI A111を紹介いたします。

 

概要

スウェーデン南部にあるAcconeer社は、Lund大学の研究成果に基づく60GHzのミリ波を用いたセンサーを開発する企業です。同社のセンサーデバイスは2m以内の近距離で使用されるよう設計されています。このデバイスがあれば、極低消費電力で1mm程度の誤差で距離検出が可能なうえ、立体的な形状検出も可能です。

Acconeer社が開発したA111センサーデバイスは、お客様の製品が使われる様々なシーンにおいて活躍することでしょう。プレゼンやデモも可能ですので、是非、お問い合わせ戴けますよう、宜しくお願いいたします。

アプリケーション

・ロボット(衝突防止、障害物衝突回避)

・ドローン(着陸時障害物検出による着陸補助、衝突防止など)

・モバイル、ウェアラブル(VR、ジェスチャーコントロール、動きの確認)

IoT(スマートシティにおけるパーキングセンサー、スマートホームにおける生体感知センサー)

・産業用ツール(高精度オペレーション、形状・材質判別、動体センサー、セキュリティセンサー)

・ヘルスケア、フィットネス(高精度呼吸・心拍検出、人体検出)

・車載(操作簡略化のためのジェスチャー検出、クルマの内外での安全検出、液体類の測定)

特長

・ミリ単位での距離、速度、移動の測定

・動作検出

・形状・材質判別

・極低消費電力

・光、騒音、公害などに影響されない安定動作

・ベースバンド処理、RFフロントエンド、アンテナが1パッケージに統合

 

環境側面

RoHS対応、低消費電力によるCO2削減、fcCSPによる小型化

 

仕様

パッケージサイズ

5.5 x 5.2 x 0.88mm, fcCSP 50pin

測定周波数

60GHz

測定可能範囲

602000mm(球面コーナーキューブ・レフレクター:半径50mm

連続測定周期

1500Hzまで設定可能

半電波強度ビーム幅(HPBW

H面:80°E面:40°

I/O

SPI, GPIO

動作電圧

1.8V

消費電力

1mW未満(更新周期10Hz時)

 

ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット() sales@microsummit.co.jp 石井(イシイ)までお願いします。