2024/07/23 (火)

LP-Research社 高性能慣性計測モジュールLPMS-CURS3をご紹介いたします。

■ 概要

株式会社LP-Researchは東京に本社を置く製造・開発会社で、ジャイロスコープ、加速度センサ、磁気センサの情報を独自のアルゴリズムにより、精度高く検出・測定するモジュールユニットの開発・生産を行うと共に、そのモジュールを搭載した制御システムを開発しております。
今回、複数の通信 I/F を持つ高性能IMU(小型慣性計測ユニット)LPMS-CURS3をご紹介いたします。

LPMS-CURS3はUSBとともに、CAB, UART, TTLの中からご要望に合わせたいずれか一つを加えたI/Fを保有しており、機械や人間の動作の検出・測定などサイズやコストが重視されるアプリケーションに最適なモジュールユニットです。
さらに、LPMS-CURS3は超小型のセンサーモジュルで、22.0mm×28.0mm×7.65mmのサイズのマルチレイヤーPCBであり、表面実装部品としてご使用いただくことが出来ます。
本製品に付属するソフトウェア「LPMS-Control」を使用することで、センサの全パラメータを調整することが可能です。


■ 用途

・関節とアームで構成される機械運動制御
・車の自律航法
・VR/ARのためのオブジェクトトラッキング
・無人搬送車ナビゲーション
・IoTアプリケーション


■ 機能

・MEMSベースの小型慣性計測ユニット(IMU)
・各3軸ジャイロ、加速度センサ、磁力計に加え、温度計、気圧センサを搭載
・メーカー向けPCB版、筐体なし
・正確な線形加速度と姿勢計測値をリアルタイムにオンデバイス計算
・最大500Hzのデータ出力レート
・USB + CAN, RS232 or TTL
・無償で付属のWindows / Linux 用の制御アプリケーションと SDK


■ 詳細仕様

 型番 
 LPMS-CURS3-CAN 
 LPMS-CURS3-RS232 
 LPMS-CURS3-TTL 
 姿勢検出範囲 
 Roll:±90°; Pitch:±180°; Yaw:±180° 
 分解能 
 0.01° 
 精度 
 < 0. 5°(static), < 2° RMS (dynamic) 
 データ出力形式 
 Raw data/Euler/Quaternion/Linear acceleration/Air pressure/Temperature 
 内部サンプリングレート 
 500Hz 
 通信規格 
 USB + CAN Bus 
 USB + RS232 
 USB + TTL(UART) 
 最大通信帯域 
 1Mbps 
 921,600bps 
 921,600bps 
 通信プロトコル 
 LPCAN / CANOpen 
 LPBUS / ASCII 
 LPBUS / ASCII 
 最大通信周波数 
 500Hz 
 加速度計 
 3 軸, ±2/±4/±8/±16g, 16bits 
 ジャイロスコープ 
 3 軸, ±125/±250/±500/±1000/±2000/±4000deg/s, 16bits 
 ジャイロノイズ密度 
 0.005dps/√Hz 
 地磁気 
 3 軸, ±2/±8gauss, 16bits 
 気圧センサ 
 300 ~ 1100hPa 
 消費電力 
 <135mW@5V 
 <110mW@5V 
 <90mW@5V 
 動作温度 
 -20 ~ 80℃ 
 サイズ 
 22 x 28 x 7.65 
 重量 
 4g 
 電源 
 5V ~ 15V DC 
 コネクタ 
 BM08B 1.25mm | Micro USB-B 


今回ご紹介の製品はいずれも、株式会社 LP-Researchの製品になります。
株式会社 LP-Research の詳細はこちら


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